翻訳会社の研究

翻訳会社と翻訳エージェント


翻訳会社に似たような言葉に 「翻訳エージェント」 があるが、翻訳エージェントって何だろう?

翻訳会社と翻訳エージェントの比較
比較項目 翻訳会社 翻訳エージェント
法人格 翻訳会社は会社と言っているのだから法人格を得ていなければならない。 法人格は関係ない。会社だろうが、個人だろうが、その他の団体だろうが翻訳エージェントになり得る。

従って、翻訳会社であっても、エージェント的な仕事のやり方をするような会社は 「翻訳エージェント」 と称される場合もある。また、社内の翻訳能力の乏しい翻訳会社を揶揄する場合に使われる場合もある。
機能 翻訳会社の基本機能は、顧客から翻訳の依頼を受け、翻訳を行い、翻訳結果を依頼主の顧客に返すということである。

一般的には、翻訳会社は、自らが主体となって責任を負って翻訳を推進する。一定規模以上の翻訳会社では、大きな翻訳案件や複雑な処理が必要な翻訳案件を遂行できる能力を持っている。どちらかというと 「製造業」 に近い。

但し、真の翻訳会社とは言えないと思うが、右の翻訳エージェントのような仲介的機能が主な形式上翻訳会社を謳っている会社もある。
翻訳エージェントは、翻訳を翻訳者に依頼したい人に翻訳者を紹介する仲介的機能が主であり、どちらかというと 「商業」 に近い。
品質管理 翻訳会社により千差万別であるが、一般的には、翻訳会社は自社ブランドを高めようと、様々な品質管理を行っている。
基本的に翻訳そのものの品質チェックは行わない。

但し、翻訳エージェントの中には翻訳者をスクリーニングする方法で一定の品質を確保している所もあるので、一概に翻訳エージェントの翻訳品質は悪いとも言えない。 ただし、そういった翻訳エージェントであっても翻訳結果のフォローは面倒なため避ける所が多いので注意が必要だ。

最悪なのは、請けた翻訳を、何の品質管理も行われず、適当な翻訳者に丸投げする翻訳エージェントである。このような翻訳エージェントは翻訳ブローカーと呼ばれることもある。(下記に関連記事) 不幸にも、そのような翻訳エージェントに発注してしまったら、箸にも棒にもかかならいような、機械翻訳とさほど変わらない翻訳結果を掴まされることもある。

翻訳エージェンシー

翻訳エージェントと大きな違いは無いが、会社など組織化されると翻訳エージェンシーと言うことが多い。



翻訳ブローカー

一般的には使われないが翻訳エージェントの類義語に翻訳ブローカーというのがある。違いは何か?

ブローカーはそもそも証券業界や不動産業界における仲介業者なのだが、この手の業界では、何かを右から左に動かすことによって 「金儲け」 することを目的に仕事をしている人がほとんどだ。 ギャンブラーやペテン師のような「うさん臭さ」も漂う言葉だ。 このことから、自分では実作業を一切せず、右から左に翻訳案件を翻訳者に流し、翻訳者から上がってきた訳文をそのまま顧客に納入することで利ざやを稼ぐ翻訳エージェントのことを翻訳ブローカーという言い方で見下すようになった



翻訳業者

翻訳業者というのは、翻訳サービスを提供して翻訳代金を受け取る者(エンティティー)を指す。 個人であれ、翻訳会社であれ、ビジネスで翻訳を行う者(エンティティー)は翻訳業者ということになる。


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